無題

久々に日記を書き始めている。
悲しい出来事が続くと、心がその世界にどっぷりとはまり込んで、悲しいことばかり考えてしまう。そんなことでは、日記を読む気持ちにはならないでしょうと、遠慮していました。
どんなに辛いことでも、亡くなった人は返らない。
私は、歩き出そう。今日を歩くしかないのです。
天国の方に知り合いが多くなったね。夫の言葉をたびたび思い出す。
そんなことを言っていた夫も、天国の人です。
亡き姉がよく歌っていた曲が、不意に唇にのぼり一人で口ずさんでいたら、優雅で優しいお姉さんの面影が浮かんで、哀しみでどうしょうもない。
お姉さん…姉さん…と何度も声にして呼んでみる。何処かからあの懐かしい笑顔で、表れそうな気がして。

人生の別れ道で

人は死ぬものだと今更思い知らされる。姉さんの突然の死は、私を深い谷底に陥れている。　母が死んだ時、生きるのが楽しくなくなった。夫が亡くなり、姉さんが…それも夫のお姉さんまでも亡くなった。大切なかけがえのない人たちを失くして、益々生きるのが楽しくない。大人と言われる人間になってから、初めて味わう絶望感です。
テレビドラマを見ない。バライテイ番組も興味を感じない。歌番組も。
おしやれも、熱心さを失くしている。
お出掛けも出来ることならとりやめたい。
それでは何がしたいの？……何にも…

間違えた！

何度も確かめた。本日第１時限の講義はG204号室。用意万端１５分前に席に着いた。
やがて、ひとり二人と学生が集まってくる。
教室が受講生でいっぱいになったころ、教授が現れた。スキルが配られ授業が始まった。　　　　　　　　あれ…何か変だ…
大変！教室を間違えた！飛び出した！キャンバスを走り抜ける！私の受けるべき講義は、その下に掲載A402号室なのだ！
講義はすでに始まっている、静まり返っている教室にオヅオヅ…身を縮めて…恥ずかしい…情けない。

心優しき若者達

大学の授業が毎日続いている。
若い同級生皆様の優しさに驚いている。
若さに輝いていて、だれもがおしゃれで、一人ひとり個性的。本日五時限の授業クロッキーにあんなにも大勢やってきていた。
彼らの一生懸命さに、今更驚かされる。
Wsん、Kさん、Gさん、Tさんどんどん親しい人が増えてゆく。
私は、味わえなかった青春を、現在過ごさせて戴いているのだと、しみじみ感謝がわきあがって来るのです。

大学生

大学生生活が、始まった。
入学式の日、大学の講堂に640名にあまる新入生が、誇らしく集まる中、ただ一人のおばさん新入生の私。ちょっぴり恥ずかしくて、ちょっぴり嬉しくて。
つぎの日がらの毎日の通学。履修登録に四苦八苦。新入生歓迎会はさすがに遠慮した。
若い同級生皆様は、輝いている。うらやましくもまぶしい。
そして、心優しき若者たちは、慣れないキャンバスにうろうろしがちなおばさんに、優しく気配りを忘れない。カンゲキ！有難う…
一年生から四年生迄、まざって受ける授業形態に、今更私は、大学生なのだと、嬉しくなる。なにはともあれ、大学生生活が始まった。
単位を落とさない様に、これからの四年間頑張りましょう。